いつも動き回って落ち着きがない!
姿勢が悪い、じっとしていられない!
緊張しやすい、動きが硬い!
上記のような悩みについて、ADHDグレーゾーンの息子と過ごしている私が、
実際に息子にやらせて効果があった運動や遊びを紹介します(*´ω`*)
私の息子は年中クラス(4歳)の時にADHD(注意欠陥・多動性障害)の疑いがあると
診断されました。
いわゆる、グレーゾーンってやつです。
正直、言い渡された時はかなりショックでした。
うちの息子がまさか・・・と認めたくない気持ちでいっぱいでした( ;∀;)
そう言われてみれば、確かに私の息子は少し落ち着きがないし、一つことに集中してしまうと切り替えが中々出来なかったりと、気になる点はいくつかありました・・・
ただ、悩んでも仕方ないし、親である私自身が何もしないままだと息子にも悪いので、真摯に向き合うことにしたんです。
今は月に1回の療育へ通っています(^^)/
そして、療育へ行った際に先生にこう言われたんです。
「元気が有り余っているので、出来る限り体を動かして運動してください!」と。
運動は脳と密接に関係していて、もの事を記憶したり認知能力を高める為に必要な神経結合を増やしたり、思考や感情にかかわる神経伝達物質の分泌を促す効果が運動にはあるとのことでした。
先生のアドバイス通り、可能な限り運動する機会や時間を増やしたところ、スポーツが大得意になり保育園でも先生がびっくりするくらい落ち着いて保育園生活が送れるようになっています(^^♪
始めは、
運動でなにが変わるの?
もっとヤンチャになるのでは?
という不安もありましたが、始めてから1ヶ月程で目に見えて変わりました!
5歳の息子の変化はというと、
保育園で先生の言うことを素直に聞ける機会が増えた(かんしゃくが減った)
どんなことにも積極的に取り組めるようになった
授業中に歩いたり騒いだりする事が減って、椅子に長く座れるようになった
など、嬉しい変化が実感できています(*´ω`)
現在進行形で息子はみちがえるほど成長している状況です!
この記事では、ADHDグレーゾーンの息子にやらせて、実際に効果があった運動や遊びを解説していきたいと思います!
私と同じくADHDやADHDグレーゾーンで悩んでいる人の気持ちが少しでも楽になれば嬉しい限りです。
こんな症状を持つお子さんにオススメ!
・落ち着きがなくいつも動き回る
・緊張しやすい、動きが硬い
・体力が有り余っている
・静かにする場所で静かにすることが難しい
・気に入らないことがあったら手を挙げてしまう
・かんしゃくが強い
・空気が読めず喋りすぎる
ちなみに5歳の息子はと言うと、
- 静かにする場所(祖父の法事)で喋ったり動いたりしてしまう
- 遊びで負けると怒ってモノを投げる(屋外だと石を投げる)
- 集中するのが苦手で他事に気を取られやすい
- 一つの事に集中すると切り替えができない
などなど、他にもいくつかありますが目立つことを書き出しました。
来年から小学生に上がると思うと、
ちゃんと授業を受けれるのか心配で仕方ありません( ;∀;)
ADHDの子になぜ運動が良いのかを解説
ADHDの子の中には、運動が苦手という子も多いと聞きます。
ADHD症状の主な原因として、
大脳にある前頭前野が上手く働いていない
脳内の神経伝達物質が不足している
と言われています。
なので、前頭前野を鍛えたり、神経伝達物質の分泌を促してやれば、ADHDの改善に繋がるということなんです( ..)φメモメモ
この前頭前野は主に人間の認知や実行機能を担っており、
「考えたり」「感情をコントロールしたり」「行動を切り替えたり」など、
人間らしい行動をする為には必要な存在であると、療育で通っている病院の先生がおっしゃっていました。
下記の画像がわかりやすいと思います。
気になってネットで調べたら出てきました(^^♪)
出典:人間らしく生きるためには「前頭前野」が大事|脳のはなし|Active Brain CLUB
っで、どうやって前頭前野を鍛えるのかというと、ズバリ「運動」なんです!
運動することで前頭前野が活性化し、集中力が高まるようになります。
また、思考や感情にかかわる「ノルアドレナリン」「ドーパミン」「セロトニン」などの神経伝達物質の分泌も増えるので、不注意症状や集中力低下が軽減されたり、不用意な行動や言動を抑制する効果も期待できるので、運動はメリットばかりなんです。
まさに一石二鳥だね!
実際に効果があった運動を5つ紹介!
「運動」と言っても色んな種類の運動がありますよね。
なので、ここでは手軽に出来て実際に効果があった運動を紹介します(^^)/
散歩
何か1つだけ運動を始めるのなら、間違いなく散歩をオススメします!
私の中では息子の発達において、一番効果ががあったのは散歩だと思うからです。
みなさんご存じかと思いますが、散歩は有酸素運動として有名ですよね。
有酸素運動を行うと、体がポカポカしたり、すっきりした気分になりませんか?
これは、血流がよくなり体温が上がったことと、脳(前頭前野)により多くの酸素が運ばれたことで活性化したからなんです。
発達障害と有酸素運動についてネットで調べると色んな研究結果がPDFデータで出てきますが、どの研究結果の成果を見ても、即効性があって症状が改善されたと記載されているものが殆どでした(^^)/
それだけ効果があるってことだね!
また、外に出て散歩をすれば、発育に大切な「五感」が刺激されます。
室内と比べて、外で遊んだ時に得られる情報量は比べ物になりません。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を活かして、綺麗な風景を見たり、季節の変化や鳥の鳴き声、何かに触って感触を楽しんだり、どれも貴重な体験ばかりです。
私が小さい頃は学校の校庭に植えられていたサルビアの花の蜜をよく吸っていました(*'ω'*)
散歩を続けるだけで、脳は活性化されるし、筋肉は付くし、体力は付くし、知識は増えるし、子供の体の発達において良いことしかありませんよ!
ちなみに私の息子は散歩が大好きで、今は虫取りや虫の観察に夢中です!
Amazonで購入したキッズカメラを駆使して、散歩の最中で見つけた虫はひたすら撮影して写真に残していますよ!
その場で名前がわからなかった虫は家に帰ってきてネットで調べてみたり、図書館で図鑑を借りてきて調べてみたりと親子共々楽しんでいます(^^♪
トランポリ
トランポリンは療育でも行っていて、先生からオススメされた運動になります。
室内で遊べるので、元気が有り余っているけど外にいけない時や、とにかく体を動かしたい子供にはぴったりの運動です!
トランポリンは散歩と同じく、有酸素運動なので、脳(前頭前野)に刺激を与えてやることができます。
また、ぴょんぴょんと飛び跳ねることで筋肉や体感、バランス感覚を鍛えることができるので運動機能の発達においても効果が期待できて良いこと尽くめ!
ただ、トランポリンを置くとなるとスペースの確保が必要なので、唯一この点がデメリットですね( ;∀;)
我が家では、リビングにクッションマットを敷いているので、その上にトランポリンを置いて使用しています。
ブランコ
はい!来ました!
子供たちが大好きなブランコ!
ブランコも実は有酸素運動なんです!
みなさん知っていましたか?
しかも、全身運動!!!
私は、調べるまで知りませんでした('Д')
一見、揺れているだけで運動していないように見えますが、ブランコには体力の向上を含め、様々な効果があります。
その鍵は、ブランコに乗る行為そのもの「不安定性」にあるみたいです。
ブランコの揺れに対して抵抗することで体幹が鍛えられ、揺らす為に腹筋や背筋、手足などの全身の筋肉を使うことで、体を支えるバランス感覚が鍛えられます。
また、慣れてくるとスピード感を求めてどこまで高くこげるかを試そうとすると思いますが、これがまた発達に良いみたいなんです!
チャレンジ精神を養うと共に、どこまでいけば危険なのか?という、脳の危険察知能力が鍛えられ、自分で体をコントロールすることを学べます。
我が家では、「鉄棒ブランコポップンロール」という鉄棒とブランコが楽しめる屋内遊具を購入して使っています!
詳細はこちらの記事を読んで頂けると幸いです(^^)/
体操と鉄棒
体全体を使う体操は、ADHDなどの障害特性でじっとしているのが苦手な子供に対して、有効な運動の一つになります。
この記事で紹介した運動の中で最も体の体幹や柔軟性、筋肉を鍛えられる運動です。
体操は簡単な技(前転)~難しい技(バク転)まで色んな技がありますよね!
色んな技に挑戦することでチャレンジ精神がつきますし、何より技ができた時の達成感は自己肯定感を高めることにもつながります。
また、鉄棒については、上半身や腕の筋肉、握力も鍛えられるので幼少期の体づくりに
には欠かせない運動です。
体操・鉄棒ともに幼稚園や小学校習うので、周りの友達より少しできるだけでも自信に繋がりますよ!
私の息子はというと、毎週月曜日に体操教室に通っています。
4歳の時から始めて、約1年が過ぎた今現在、体操や鉄棒が大好きで色んな技に挑戦中です。
体操は倒立(逆立ち)、鉄棒は空中逆上がりを練習しています!
ちなみに逆上がりは4歳の時にできるようになりました(^^♪
ブランコの説明で紹介している「鉄棒ブランコポップンロール」で日々特訓しています。
ストライダー
最後は、子供たちに大人気のストライダーです!
運動というかどちらかと言えば遊び感覚に近いと思います。
ストライダーは足で地面を蹴って進むので、脚の筋肉が鍛えられるのはもちろんのこと、乗っていると体力やバランス感覚が自然と身についてしまうんです。
子供にストライダーを渡すと、大人が何も言わなくても自分で乗ってみて、自分のペースであちこちに動き回ると思います。
自分で操作して思う場所へ移動できるので、子供の自立心や冒険心を鍛えてくれます。
あと最大の利点は、ストライダーがスムーズに乗れるようになれば、自転車がすぐに乗れるようになること!です。
私の息子は、補助輪なしで練習して約20分で自転車に乗れるようになりましたよ!
詳しくはこちらの記事に書いてあるので、気になる人は読んでみてくださいね(^^♪
最後に
今回は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)グレーゾーンと診断された息子に対して、実際に効果があった運動を紹介しました。
発達障害(ADHD)やグレーゾーンと言っても、症状(個性)は十人十色です。
なので、今回の記事で紹介した運動も、お子さんに合わなかったり・効果がなかったりする場合があると思います。
子どもが本心でやりたいこと、やれるようになりたいことを手伝ってあげることが、親として重要な役割なので、その子に合わせた運動や遊びを見つけて一緒に取り組んであげてくださいね!