今回は、妊婦さんが食事面において気を付けるべきことを書きたいと思います。
・妻が妊娠したけど、食べたらいけないものって何があるの?
・一緒にお酒は飲んでも大丈夫なの?
上記のような悩みをお持ちの方や、
妊娠を初めて経験する夫婦のみなさんに読んでもらえればと思います!
少しでも知識をつけて、
是非奥さんをサポートしてあげてくださいね★
妊婦さんが食事面で気をつけるべきこと
主に以下の6つに気をつける必要があります。
①カフェインの摂取
②アルコールの摂取
③糖分・塩分の過剰摂取
④ビタミンAの過剰摂取
⑤水銀の摂取
⑥ヒ素の過剰摂取
それでは、少し詳しく見ていきましょう!
①カフェインの摂取
妊娠中にカフェインを過剰に摂取してしまうと、赤ちゃんの発達を遅延させる可能性があります。
(カフェインが中枢神経を刺激するみたいです。)
なので、1日の摂取していい量は、
約200mgとされています。
コーヒーカップ1杯で、約90mgだよ!
この量を超えてしまうと妊娠自体に影響する恐れがあるので、十分に注意してくださいね。
あと、カフェインが多く含まれている飲み物は以下の通りです。
★100ml中のカフェイン含有量ランキング★
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1位 玉露(120mg)
2位 コーヒー(90mg)
3位 栄養ドリンク(50mg)
4位 抹茶、ココア(30mg)
5位 紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶、緑茶(20mg)
6位 コーラ、玄米茶(10mg)
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お茶にもカフェインが含まれているので飲みすぎは要注意だよ。
気になる方は、ノンカフェインの物を選ぶか、カフェインが含まれていない麦茶がオススメですよ!
②アルコールの摂取
基本的にアルコールの摂取は絶対ダメです!!
赤ちゃんは奥さんのお腹の中で、胎盤(へそのお)を通して繋がっています。
必要な栄養や酸素は胎盤を通して血液のやり取りをすることで赤ちゃんへ送られます。
お酒を飲むとどうなるの?
アルコールは血液中に吸収されますので、そのまま赤ちゃんにも送られます。
当然のことですが、赤ちゃんは肝機能が未発達な状態ですので、アルコールを分解できません。
アルコールの影響を受けてしまうと、胎児性アルコール症候群になったり、正常な発達が阻害されて未熟児や障害児で生まれてくる可能性が高くなると言われています。
③糖分・塩分の過剰摂取
糖分・塩分も控えないとダメなの?と思うかもしれませんが、妊娠を機に血糖値や血圧が上がりやすくなる人もいるみたいです。
塩分の過剰摂取は妊娠高血圧症候群のリスクが上がります。
妊娠高血圧症候群ってなに?
妊娠をきっかけに高血圧を発症した状態の事を指します。
妊娠高血圧症候群になってしまうと、母子共に悪影響を与えてしまいます。
【奥さんと赤ちゃんに与える影響】
・早産や死産の危険が高まる
・肺水腫、脳出血につながるリスクがあがる
・赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす
また、糖分の過剰摂取は妊娠糖尿病のリスクが上がります。
妊娠糖尿病ってなに?
糖分を取らなくても、常に血糖値が高い状態が続くことです。
妊娠糖尿病になってしまうと、母子共に悪影響を与えてしまいます。
【奥さんと赤ちゃんに与える影響】
・流産や早産の危険が高まる
・妊娠高血圧症候群や合併症を引き起こす可能性がある
・赤ちゃんが肥満や巨大児になることで難産につながる
甘いもの・味の濃いものは控えめに!!
④ビタミンAの過剰摂取
ビタミンと聞くと良い栄養素のイメージがあると思いますが、ビタミンAの中でも動物性食品に含まれるレチノールを過剰に取ってしまうと悪影響を及ぼしてしまいます。
【奥さんと赤ちゃんに与える悪影響】
・奇形の赤ちゃんが誕生する確率があがる
ビタミンA(レチノール)の摂取上限の目安は2,700μgとされています。
レバーやうなぎに多く含まれているよ!!
⑤水銀の摂取
水銀と言われても、
聞き慣れていないと思いますが、
赤ちゃんにとって水銀は悪影響です。
(水銀は中枢神経に直接作用する為。)
【水銀が赤ちゃんに与える影響】
・運動機能の低下
・知能発達機能の低下
では、水銀は何の食べ物に多く含まれているのか?
水銀は魚類に多く含まれています。
厚生労働省があげる、水銀を多く含む魚から普段食べそうな魚をピックアップしました。
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・金目鯛
・マカジキ
・クジラ
・クロムツ
・イルカ
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上記の中で1番身近に感じるのは、クロマグロだと思います。
クロマグロと言われてもピンと来ないと思いますので、わかりやすく言うと高級なマグロ(本マグロ)のことです。
回らないお寿司屋さんのマグロだよ!
あと、豆知識ですが、
回転寿司屋さんの安いマグロや、
スーパーに売っているマグロは、
キハダマグロとかビンチョウマグロになります。
マグロの中でも、
キハダ
ビンナガ(ビンチョウ)
メジマグロ
ツナ缶
は通常の摂取で問題ありません!
(厚生労働省の記事に記載されています。)
水銀の摂取量について
どれくらいなら大丈夫なの?って、思う人が多いと思いますが、水銀の摂取が心配なら食べなければいいと思いますよ!
妊娠中は魚の種類問わず刺身を食べることを極力控えたよ!
少しでも食べるから摂取量がオーバーしてないか気になるんです。
ただ、魚には良質なたんぱく質や良い栄養素を多く含んでいる為、栄養バランスの良い食事には欠かせないものです。
日本人がよく食べる、
イワシ、サバ、サンマなどは、
水銀の濃度が低い為、特に控える必要はないみたいですよ!
⑥ヒ素の過剰摂取
ヒ素は、猛毒の一種でひじきに多く含まれています。
妊娠中にひじきを過剰摂取してしまうと、赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
【ヒ素が赤ちゃんに与える影響】
・奇形や脳障害を持って生まれるリスクが高まる
でも、ひじきには良い栄養素が豊富だよ!
ひじきの栄養素と摂取量について
ひじきは、カルシウム、鉄分、食物繊維を多く含んでいます。
小鉢に入ったひじきの煮物なら、週に1~2回は食べても大丈夫です!
あと、ひじきのヒ素は調理方法で減らすことが可能なんです!!
家庭でひじきを調理する時のポイント
・乾燥ひじきのヒ素は、「水戻し」で5割程度減らすことが可能!
・乾燥ひじきを直接ゆでる「ゆで戻し」で8割程度減らすことが可能!
・もっとも有効な方法は、
水戻し後に更にゆでる「ゆでこぼし」で9割程度減らすことが可能!
まとめ
奥さんが妊娠した時に食事面で気を付けることは、
- カフェインの過剰摂取に気を付ける!
- お酒(アルコール)は飲まない!
- 「甘いもの」や「味付けの濃いもの」の食べ過ぎには注意する!
- レバーやうなぎ(ビタミンAを多く含むもの)の食べ過ぎには注意する!
- 水銀を多く含む魚(高級なマグロなど)の食べ過ぎには注意する!
- ひじき(ヒ素)の食べ過ぎには注意する!
です!
妊婦の奥さんを持つ旦那さんのお力に少しでもなれれば幸いです。
ではでは、この辺でε≡≡ヘ( ´Д`)ノ