仕事を終えていつもの道を車で帰宅しているときのことでした。
当時(実家暮らしの時)は、山を1つ越えて隣の県にある会社まで、毎日車で通勤していました。
「今日も残業頑張ったなー!」と思いながら、音楽を聴いて車を走らせていた次の瞬間、左側のガードレール下から黒い何かが飛び出してきたんです!
「あっ!ドーンっ!!!」
よくありがちな、
「危ない!キキッ―――!ドーンっ!!!」
みたいにはなりませんでした。
ブレーキも踏む暇もなく、気付いた1秒後には黒い何かに衝突していました。
そして、衝突してから、やっと黒い何かの正体を知ることが出来たんです。
そう、それはイノシシでした。
今回は、イノシシと接触したらどうなるのかを、私の実体験をもとに紹介したいと思います。
イノシシにぶつかると車はどうなるのか?
私の場合ですが、時速50km程度でノンブレーキでぶつかりました。
見ての通り、悲惨な状態です(;´д`)
イノシシが汚れていたのか、泥がついてドロドロになっています。
修理総額は約20万円掛かりました(´_ゝ`)
回避することはできなかったのか?
事故をした瞬間を振り返ってみました。
時間は20時頃で辺りは真っ暗。
↓
見通しの良い山間部の道路を5台の車が連なって走行。
(私は最後尾を走行していました。)
↓
時速は約50kmで、車間距離は15m~30mで良好。
↓
なんの前触れも無く、左側のガードレール下から突然何かが飛び出してくる。
↓
あっ!と声を上げる暇もなく、1秒後には接触。
(この時にイノシシだと気付く。全長150cmくらい。)
↓
凄まじい衝撃と共に、ライトが消灯する。(左側だけ点灯)
↓
イノシシはよろめきながら、山を駆け上って逃げていきました。
改めて書き出してみましたが、回避するには難しい状況だったと思います。
事故を未然に防ぐ為に、「かもしれない運転」って、よく言うじゃないですか!
「ガードレールの下からイノシシが出てくるかもしれない!」っと、常に思いながら走ることなんてできないし、予測なんか不可能ですよ(´;ω;`)
自動車保険は適用されるのか?
野生動物との接触事故は単独事故として取り扱われます。
その為、一般的に車両保険に加入していれば、保険金額を限度に車両保険から保険料が支払われます。
私はイノシシと接触した当時は、車両保険に加入していなかった為、修理費は全額自腹でした(´;ω;`)泣
カムバック20万円(´_ゝ`)
車両保険の加入も含めて、自動車保険選びは重要だなとつくづく思いました。
保険料の安さも大事ですが、自分が補償したい範囲を確認した上で契約しましょう!
怒りの矛先は自分の中で留める他ありません
今もそうですが、私は車が大好きです!
当時はスイフトという車に乗っていたのですが、カスタムに100万円は費やしていました。
私にとって大事な愛車で、ある意味心の支えでもありました。
そんな大事な愛車が、イノシシと接触してボロボロになった姿を見たときは、怒りを通り過ぎて泣きそうになりました。(21歳の時でした。)
相手は動物で誰も悪くないので、怒りの矛先は自分の中で留める他ありませんでした。
結論:安全運転していても野生動物と接触する可能性はあります
どれだけ車の運転手が安全運転を心掛けても、野生動物からぶつかって来られたら、接触事故を防ぐことは難しいです。
正直なところ、運の要素もあると思います(-"-)
安全運転を心掛けることはもちろん大切ですが、もしものことを考えて車両保険には入っておくべきです!
私も、イノシシとぶつかった苦い経験がトリガーをきっかけに、車両保険に加入しました。
みなさんも、山間部や野生動物飛び出し注意の標識がある道路を走行する時は、十分注意してくださいね(*´ω`)
あと、余談ですがタヌキは道路に飛び出してくると、こっちを見て立ち止まることが多いので、スピードの出し過ぎには十分注意しましょう!
(タヌキが車に轢かれて横たわっている姿は100回以上見ていて、特に冬場が多いです。)