いきなりですが、あなたの精子は大丈夫ですか?
又は旦那さんの精子は大丈夫ですか?(女性目線)
下ネタっぽいけど、真剣だよ!
今や10組に1組の夫婦が不妊に悩んでいる時代です。
そして、少しは広まりつつある男性不妊というキーワードですが、一般的にはまだまだ認知されていません。
不妊と聞けば、
「大半が女性側に原因があるんでしょ!?」
と、思う人が多いのではないでしょうか。
私もその中の1人でした。
確かに、不妊外来で病院へ通っていた時は、待合室で待っている人は女性が殆どでした。
でも、不妊において、夫婦のどちらかに原因があるのかは、病院で検査を受けてみて初めてわかることです。
そして、男性の殆どが、
「俺の精子が悪いはずがない!!」
という、根拠のないプライドを抱いているはずです。
我が家の場合は結婚してなかなか妊娠せず、嫁に後押しされ続け、ようやく重い腰を上げて精液検査を受けました。
検査の結果、特発性造精機能障害と診断され、私が抱いていた根拠のないプライドは一瞬にして打ち砕かれたのでした(´_ゝ`)
特発性造精機能障害は簡単に説明すると、精子の数・運動率・形のいずれかに問題があり、その原因が不明の状態を指します。
そんな私ですが、約2年間の不妊治療の末、自然妊娠で2人の子供を授かることができました!
そこで、今回は、
「男性不妊専門の先生に頂いたアドバイスと不妊治療で得た知識」を基に、私生活に潜む精子力を下げる原因を紹介していきます。
私生活に潜む精子力を下げる原因はこれだ!
①ボクサーパンツ又はブリーフを履くこと
②長風呂
③たばこを吸うこと
④長時間椅子に座り続けること
⑤酸化ストレス
それでは、詳しく理由を説明していきますね。
①ボクサーパンツ又はブリーフを履くこと
20代~30代の男性の大概がボクサーパンツを穿いているのではないでしょうか。
また、ブリーフを穿いている人も、少なからずいると思います。
ボクサーパンツとブリーフに共通して何が悪いかというと、
肌に密着して股間に熱がこもりやすい形状がよくないんです!
ちょっと下ネタチックですが、単純に考えてみて下さい。
「どうして、男性のタマタマは体外にぶら下がっているのか?」
大事なものだったら、臓器とかと同じで体の中にある方が安全ですよね。
そしたら、不意に蹴られたり、ボールが当たって激痛に悶え苦しむこともないですしね。(*´ω`)
なのに、無防備で体から垂れ下がっている。
そう、それは、
「体外に出して放熱する必要があるから」です。
精子は精巣(タマタマ)で作られますが、熱にとても弱いんです。
人間の体温は36~37度ぐらいですが、精巣の機能を保つための理想的な温度は34~35度だそうです。
約2度の差ですが、この2度の差で精巣の機能は大きく低下します。
②長風呂
仕事から帰ってきて、湯船にゆっくり長く浸かってリラックスタイム。
そして、風呂上がりからのキンキンに冷えたビール!!
想像しただけで至福の時間ですよねー。
でも、チョット待ってください。
前述にも記載しましたが、精巣は熱に弱いんですよ。
ましてや湯船のお湯張りの温度は約40度前後。
精子たちにとっては、灼熱地獄なんです;つД`)
③たばこを吸うこと
言うまでもなく、たばこは精子に悪影響です。
また、たばこを吸わない奥さんにも副流煙で悪影響を与えるので、妊活や不妊治療においては何のメリットもありません。
たばこを吸うことで精子のDNA構造が傷つく恐れがあります。
DNA構造が傷つくとどうなるのか?
受精しにくかったり、受精して赤ちゃんを授かっても正常な胎児に育たず流産のリスクが増えてしまいます。
考えただけでも、ゾッとしませんか・・・
④長時間椅子に座り続けること
椅子に長時間座ると股間はどうなりますか?
当然、蒸れて熱くなります!!
太ももは密着するし、熱の逃げ場が無くなってこもりますからね。
長風呂では灼熱地獄でしたが、今回は蒸し風呂地獄です。
デスクワーカーにとっては最大の悩みだと思います。
今もそうですが、私もデスクワーカーで毎日6時間ぐらいは椅子に座っています。
精子にとっては、劣悪環境なんです。
⑤酸化ストレス
私たちの体内では、常に活性酸素というものが発生しています。
呼吸、食事、歩く、寝る、何をするにしても生きていく上では必ず発生し続けます。
この活性酸素が一定量から超えないようにする為に、体には抗酸化システムが備わっています。
ですが、活性酸素が著しく増加し、抗酸化システムで処理しきれなくなると、酸化ストレスが増加してしまいます。
活性酸素が著しく増加しやすいのは、
・喫煙
・激しい運動をした時
・大量の飲酒
・精神的ストレスを受ける
・食品添加物の摂取
・睡眠不足
・紫外線を浴びる
など、色々とあります。
そして、精子はこの酸化ストレスによるダメージを受けやすいんです。
精子の細胞膜は、不飽和脂肪酸でつくられており、他の細胞と比べて抗酸化システムが十分に備わっていない為です。
実際に私が行った具体的な対策例
パンツをトランクスに変え、寝るときはノーパン
熱がこもりやすい密着性のボクサーパンツから、通気性の良いトランクスに履き替えました。
そして、寝るときはノーパンで布団に入るようにしました。
もちろんズボンは履きますよ(笑)
これは病院の先生から勧められた方法です!
最初は抵抗があるかもしれませんが、簡単に行える方法ですのでやらない理由がありません。
私の場合、私自身は何の抵抗もありませんでしたが、嫁にかなり嫌がられました・・・
寝る時ぐらいはタマタマも休ませてあげよう!
長風呂は避けて、30度程度のシャワーで股間を冷やす
まず、湯船のお湯張りの温度は39度にして、長く浸かることは辞めました。
そして、湯船に浸かった後は必ず股間を30度程度の水で冷やすようにしました。
キンキンの冷水は冷たすぎるので避けた方が無難です!
たばこを辞める
私は1日1箱も吸っていなかった為、すんなり辞めることができました。
ですが、ヘビースモーカーの人にとっては難関だと思います。
たばこはお金も掛かりますし、百害あって一利なしなので、妊娠を望むのであれば早めに辞めることをオススメします。
どうしても、辞めれない人は数を減らしてみましょう!
1時間に1回は必ず椅子から立って歩く
職場環境によって、実現できるかが変わってくると思いますが、私は必ず30分~1時間に1回は立って他の作業に移るか、体を動かしてストレッチするかを行っていました。
最近では、スタンディングデスクも流行っているみたいなので、実現できる職場環境の人は立った状態でデスクワークを行ってみるのもいいと思います。
また、「通気性の良い蒸れない座布団を椅子に敷く」という手もあるので、定期的に椅子から立つ事が難しい人は、導入してみては如何でしょうか!
生活習慣を見直してストレスを溜めない
何の病気を治療するにも、まずは取り組まなければならない課題です。
私が取り組んだ内容は以下です。
・栄養バランスを考えた食事を食べる
・適度な運動をする(毎日ランニング20分程度)
・寝る前にスマホは見ない・夜更かししない
・瞑想する
特に最後の瞑想が簡単にできてオススメです!
やり方はとても簡単で、
①背筋を伸ばす
②自分の呼吸に意識を集中する
③他のことに意識がそれたら、ゆっくりと呼吸に意識を戻す
これだけです。
準備は必要ないし、どこでもできるのが最大のメリットです!!
最後に要点を整理
精子力を下げない為の要点をおさらいしよう!
①股間は涼しくすること。
実際の温度はわからないけど、34~35度を意識する。
②たばこは吸わない・辞めること。
不妊治療には百害あって一利なし。
③生活習慣を見直してストレスは溜めない。
まずは、適度な運動、そしてよく寝ること。
悩める男性の力に少しでもなれれば嬉しい限りです。
もっと、男性不妊が世の中に浸透すればいいのになーー。
ではでは、この辺でε≡≡ヘ( ´Д`)ノ