多動の子にトランポリンって効果があるの?
いつやればいいの?
ADHDの症状がひどくならないの?
上記のような悩みについて、ADHDグレーゾーンの息子と過ごしている私が、実体験からトランポリンの効果や有効性を紹介したいと思います(*´ω`*)
現在、5歳(現在は年長)の息子ですが、1年前の年中クラス(4歳)の時にADHD(注意欠陥・多動性障害)の疑いがあると診断されました。
いわゆるグレーゾーンってやつですね。
息子はとにかく切り替えが苦手なんです( ;∀;)
保育園に登園したら、まずは制服から体操服に着替えるのですが、遊びを優先してしまい着替えることができないことが殆ど・・・。
(担任の先生いわく、着替えだけに1時間かかったこともあったそうです。)
こんな感じで「すべきこと」よりも、自分が「やりたいこと」を優先してしまい、一度熱中してしまうと周りが見えなくなることが多々ありました。
そんなこんな色んなことがあって、保育園から療育を勧められたんです。
そして、今は月に1回、療育へ通っています。
療育へ行った時、作業療法士の方にこう言われました。
「元気が有り余っているので、できる限り体を動かして運動してください!」と。
そこでトランポリンをおすすめされたんです(^^)/
保育園の登園前&帰宅してからトランポリンで遊ぶようになった息子は、スポーツが得意になり、保育園や習い事でも先生に褒められることが増え、落ち着いて生活できるようになってきました。
始めたばかりのときは、
トランポリンを含む運動でなにが変わるの?
という不安がありましたが、始めてから1ヶ月程で段々と変化見られ始めたんです!
5歳の息子の変化はというと、
・保育園で落ち着いて先生の言うことを聞ける機会が増えた
・どんなことでも積極的に取り組めるようになった
・勉強中に歩いたり騒いだりする事が減って、椅子に長く座れるようになった
・足し算や音読を集中して取り組めるようになった
など、嬉しい変化が実感できています(^^)/
この記事では、ADHDグレーゾーンの息子にトランポリンをやらせて実際に効果のあった事を紹介したいと思います!
こんな症状を持つお子さんにオススメ!
・落ち着きがなくいつも動き回る
・緊張しやすい、動きが硬い
・体力が有り余っている
・姿勢が悪い、授業中モゾモゾする
ちなみに5歳の息子はと言うと、
・保育園の朝礼中にモゾモゾしてしまう
・習い事の公文で姿勢が悪く、イスに長時間座れず立ち歩いてしまう
・公文の宿題を集中して行うことができない
などなど、気になることがいくつもありました。
来年から小学生に上がると思うと、
ちゃんと授業を受けれたり宿題ができるのか心配でなりません( ;∀;)
トランポリンがもたらす驚きの効果!!
ADHDの子供に見られる、
「姿勢を保つことができない」
「イスに長時間座れない」
「ドタバタ走る」
といった症状は、
・体幹やバランス感覚の未発達
・大脳にある前頭前野が上手く働いていない
・脳内の神経伝達物質の分泌不足
などが関係していると言われています。
こっちの記事に詳しく書いてあるので、気になる方はこちらからどうぞ!
なので、体幹やバランス感覚を鍛える運動や、脳の前頭前野を刺激するような有酸素運動が効果的なんです!
そこで、トランポリン!!
一見、飛び跳ねてるだけだと思いがちのトランポリン(*'ω'*)
ですが、意外にも色んな筋肉を使う運動なんです!
実際に飛び跳ねたことがある人ならわかると思いますが、1分間飛び跳ねただけでも、結構息が上がりますよ(;゚∀゚)=3ハァハァ
5分間トランポリンで飛び跳ねるだけで、1kmのジョギングに相当すると言われているぐらいですからね!!
トランポリンはジャンプをするたびに足腰の筋肉はもちろん、空中で姿勢を保とうと腹筋や背筋が使われるので体幹が鍛えられます。
体幹が鍛えられると、姿勢が良くなる!
↓
姿勢が良くなるとカラダや筋肉をリラックスした状態で長く保つことができるようになり、呼吸や消化、循環機能が正しい働きをしてくれるようになるんです。
また、トランポリンは飛ぶとき、浮くとき、直地するときなどのタイミングで姿勢が崩れないように防ごうと脳が指令を出します。
そのたびに脳(前頭前野)に刺激が入り、脳を鍛えてくれるので、トランポリンは発達支援に持ってこいな運動なんです!
あと、月1回の療育で病院の先生から裏技的なことを教えてもらいました(^^)/
それは、ながらトランポリン!!
・トランポリンをしながら歌をうたう♬
・トランポリンをしながらリズムをとる
・トランポリンをしながらテレビを見る
というように、複数の物事を同時に行うことで、脳により刺激を与えることができ、脳の発達支援においては「ながらトランポリン」が特に有効とのことです(*´ω`*)
ちなみに「トランポリンをしながらテレビを見る」では、上下に揺れる中でテレビを見ようとするので、眼球の筋肉(視覚機能)を鍛えることができます。
視覚機能が向上すると、文章がスラスラ読めるようになったり、文字を書き写すスピードが速くなったりするので、学習面においても良いこと尽くめです!
5歳の息子はというと、保育園に行く前にトランポリンをしながら100までの数字を一緒に数えたり、トランポリンをしながら足し算をしたりと、楽しくながらトランポリンを取り入れています。
トランポリンをするようになってから、椅子に座って塾の宿題をやらせている時に足をバタバタしたり、肘をついたりすることが減って集中できる時間が増えましたよ!
トランポリンを選ぶときのポイント!
最近は色んな種類のトランポリンが販売されています。
なので、トランポリン選ぶときのポイントを教えたいと思います(^^)/
①安全性から選ぶ
トランポリンには、
「金属製のスプリング型」
「ゴムを使用したゴムバンド型」
の大きく分けて2種類があります。
結論から言いますが、安全面や静音面を重視するなら、ゴムバンド型一択です!
ゴムバンド型は機構部がゴムの為、万が一足が挟まってしまっても怪我をするリスクが殆どありません。
安全性が高いので、療育や教育機関で使われることも多いです。
一方、スプリング型は金属のバネの間に足がはさまってしまう恐れがあります。
ただ、最近はスプリングの部分にカバーがついて安全性に考慮したものが殆どです!
他にも脚の数が多いほど安定感があるので、安定感を重視するなら脚の本数が多いトランポリンを選びましょう(^^)/
【金属のスプリング(バネ)式のトランポリン】
②サイズから選ぶ
トランポリンのサイズは小さいものから大きいものまであります。
当然、大きい方が飛べ跳ねる部分が広くなるので安全性はありますが、大きすぎると収納も大変です( ;∀;)
トランポリンを置く部屋のバランスを見て選びましょう!
使わない時は場所をとらずに収納できる、折り畳み式のトランポリンもあります。
【折り畳み式で人気のトランポリン】
③耐荷重から選ぶ
トランポリンには耐荷重が設定されています。
耐荷重によって、
子どもが複数乗っても大丈夫か?
大人が一緒に乗っても大丈夫か?
など、使用用途が変わってくるので購入前に必ず確認しておきましょう!
個人的には耐荷重が大きいトランポリンをおすすめします(*´ω`*)
経験上、必ず複数人で一緒に飛び跳ねる機会があるからです。
あと、トランポリンを置いてあると大人も無性に飛び跳ねたくなるので(笑)
④手すりや転倒防止ネットがあるものを選ぶ
小さいお子さんの場合、手すりや飛び出し防止ネットがついていると、恐怖心を最小限にでき安全に遊ぶことができます。
慣れないうちはトランポリンの上でバランスをとるのが難しいですからねー( ゚Д゚)
ただ、お子さんによっては手すりにぶつかって危ない場合があるので、手すりや飛び出し防止ネットが取り外し可能なのものを選ぶと、どちらにも対応できて便利ですよ!
【飛び出し防止ネット付きのトランポリン】
最後に
今回はADHD(注意欠陥・多動性障害)グレーゾーンと診断された息子に対して、実際に効果があったトランポリンについて紹介しました!
トランポリンが大きいと置き場を確保するのが少し大変ですが、それさえクリアしてしまえば置くだけで室内でも楽しく運動ができる優れものです(^^♪
設置さえすれば、勝手に飛び跳ねて遊んでくれるので、親としても助かっています。
あと、発達障害(ADHD)やグレーゾーンと言っても、症状(個性)は十人十色なので、今回の記事で紹介したトランポリンが、お子さんに合わなかったり・効果がなかったりする場合もあると思います。
色んな運動や遊びをやらせてみて、子どもが本心でやりたいことを手伝ってあげることが、親として重要な役割なので、その子に合わせた運動や遊びを見つけてあげてくださいね!
家事や仕事を両立しての子育ては想像以上に大変ですが、一緒に頑張っていきましょう(^^)/